バッティングの基本はセンター返し!ピッチャー返し!と良く言われます。私も少年野球を指導する上でバッティングの基本は「センターを狙え!」「ピッチャーに返せ!」とよく言います。心からそう思っているから、「センターには神様がいるからセンターを意識して打とう!」とまで言っています。
先日、チームの子どもから「なぜセンターをを狙うのですか?」と質問がありました。確かにそうだ!長年野球をしてきた私からすると、「センター返し」は基本中の基本。ただ、まだ経験の浅い子どもからすると、その質問が浮かんでも当然のことです。なぜ、センター返しが基本なのかをわかりやすく伝えることが私の役割であり、そこを子どもたちが理解しないと本当に意識してセンター返しをしようとはしないはずです。
私なりの答えは2つです。
①良いポイントで打つため
バッティングで何も考えずに打つと、どうしても打つポイントが前(ピッチャー寄り)になることが多い。少年野球においては得にその傾向が強い。右バッターであれば左足の前辺りをポイントにして打ってほしい。そこまで我慢するためにも、センターを狙ってバッティングをすることが大切。
②良いスイング軌道をしてほしい
良いスイング軌道とは、インサイドアウトのスイング。良いポイントでボールを打つにしても、レフトに打つスイング軌道ではバットは遠回りしてしまうドアスイングになりやすい。良いポイントでセンターを狙うスイングをするとバットのグリップエンドからボールにコンタクトしていくようなインサイドアウトのスイングになる。
この2つは中学生になって、変化球が混ざってきても打つために必要な大切なことだと思います。
野球をしている人からすると当たり前の話かもしれませんが、野球経験の浅い子どもからすると疑問に思うことは当然のこと。質問をしてくれたということは向上心があるから。質問をしてくれたことが嬉しいし、質問にわかりやすく答えていきたい。
たくさんヒットを打って野球を楽しもう!!