少年野球をはじめた子供、若しくは少年野球をしている子供にどのように教えたらよいのか一番悩むのは投げ方ではないかと思います。投げることは、野球をする上で必ず必要な非常に大切な動作であり、送球が安定するとアウトにできる確率がグンと上がる。また、投げ方が悪いと送球が安定しないばかりか、肩や肘が痛くなり野球が楽しくなくなってしまう。特に、野球を始めたばかりの子供は、投げる相手に必死になって投げようとするため、まえのめりに突っ込んだ状態になることが多い。そこで、自然と投球フォームがよくなる練習方法を紹介したいと思います。
①ネットを前に置いた状態でネットに当たらないように投げる
基本、これだけでも前に突っ込みすぎることはなくなります。ネットに当たらないように、山なりでいいので少し上に投げるように練習します。突っ込む選手はすぐ前にあるネットに当ててしまうこともあります。
②上記の①に加え、(右投げの場合)右足一本でバランス良く立った状態からスタートし、フィニッシュは左足一本でバランス良く立つようにします。
上手に投げるには、バランスが大切です。プロのピッチャーでもよくバランスが大切だと言う人は多いいと思います。
この2つだけで勝手に良い投げ方になります。もし、足の踏み出しが相手に対して極端に左右どちらかに出てしまうようであれば、地面にプレートと相手に対して真っ直ぐな線を引いて、この線に踏み込むイメージで投げるようにするといいと思います。
写真の子供は、野球を始めて3週間の5年生です。はじめは手が縮こまり、前に小さく振るような投げ方でしたが、この練習をすると凄くカッコよく投げられるようになりました。
良い投げ方を身に付けて、たくさんアウトを取ったり、ピッチャーで活躍したりしてほしいです!
ケガなく活躍して、野球をどんどん楽しもう!!!